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日本は核兵器を作るか
マイケル・グリーン氏の授業も今日を入れてあと二回だけ。今日は試験の話などをしていた。15ページのペーパーを出すようにも言っていた。
私は巻き込まれないように下を向いていた。聴講生なので、本来書かなくていいのだが、どうも怠けているような自責の念に駆られるのは人間が小さい証拠だな。
今日の授業のテーマは「日本は核武装するか、しないか」というもの。技術的な視点も必要なこの話題は、結構面白かった。さらに日本人の学生が混じって発表したので、非常に聞き取りやすくほっとした。
日本核武装論は、米国では1960年代から語られている。キッシンジャーも若い頃、そう主張したことがあるそうである。
核武装しない派の論理は以下の通り。核兵器を製造するノウハウがない。貿易立国の日本にとって核武装はメリットがなく、かえってアジアのリーダーとしての名声を傷つける。NPTからの脱退は考えられない。米国にとって都合が悪く、認めない。核実験の場所もないし、人口が密集していて実験は危険。
一方核武装派は、主に中国の脅威を指摘し、米国が中国に接近し、日本の戦略的な地位が下がってしまう。そこで駐留米軍が日本から撤退し、日本は米国の核の傘から離れ、自立する。
何回か二つのグループでやりとりがあったが、その後教授が議論を引き取った。

夜のGeorgetown大学
要約すると、日本にはプルトニウム、開発技術などがあり、その気になれば二年で開発できる。
しかし北朝鮮の核実験後でも、日本国民の8割は、日本の核武装に反対した。非常に強い反核感情があり、一夜にして核武装を決断するなどということは不可能。非核三原則、NPT予算の6割は日本が出しており、核保有国になることは非常に現実的ではない。 日本が万が一核武装すれば、韓国や台湾にも波及し、地域が非常に危険になる
ものの見方を鍛えるという点では、こういう授業はとても効果があると思う。相手の出方を予想し、反論し、自分の論を展開する。
まあ、そういうテクニックを離れて、なぜ日本は核武装しないのか。それは、やはり国民感情と教育だろう。日本のアイデンテティーは、唯一の被爆国で、戦争に反対しているところにある。
国民もそれになれている。突然中国の脅威に対抗して、核保有するといっても支持は得られないだろう。もし核武装したら、戦後の日本が築いてきた国のイメージが180度変わってしまう。
ところが、核武装派の米国学生は、丁寧に歴代日本首相の核に関する発言を拾って来て、発表に使った。私も聞いて初めて知ったのだが、池田勇人から、最近の麻生太郎まで、歴代首相はすべて日本の核保有の可能性を示唆するような発言をしているのだそうだ。
日本では、日本が核兵器保有国になるなんて論議をまともに聞いたことはないが、外国では政治家の発言だけを取り上げて、その可能性を論議する人がいる。面白いというか、怖いというか。
私は巻き込まれないように下を向いていた。聴講生なので、本来書かなくていいのだが、どうも怠けているような自責の念に駆られるのは人間が小さい証拠だな。
今日の授業のテーマは「日本は核武装するか、しないか」というもの。技術的な視点も必要なこの話題は、結構面白かった。さらに日本人の学生が混じって発表したので、非常に聞き取りやすくほっとした。
日本核武装論は、米国では1960年代から語られている。キッシンジャーも若い頃、そう主張したことがあるそうである。
核武装しない派の論理は以下の通り。核兵器を製造するノウハウがない。貿易立国の日本にとって核武装はメリットがなく、かえってアジアのリーダーとしての名声を傷つける。NPTからの脱退は考えられない。米国にとって都合が悪く、認めない。核実験の場所もないし、人口が密集していて実験は危険。
一方核武装派は、主に中国の脅威を指摘し、米国が中国に接近し、日本の戦略的な地位が下がってしまう。そこで駐留米軍が日本から撤退し、日本は米国の核の傘から離れ、自立する。
何回か二つのグループでやりとりがあったが、その後教授が議論を引き取った。

夜のGeorgetown大学
要約すると、日本にはプルトニウム、開発技術などがあり、その気になれば二年で開発できる。
しかし北朝鮮の核実験後でも、日本国民の8割は、日本の核武装に反対した。非常に強い反核感情があり、一夜にして核武装を決断するなどということは不可能。非核三原則、NPT予算の6割は日本が出しており、核保有国になることは非常に現実的ではない。 日本が万が一核武装すれば、韓国や台湾にも波及し、地域が非常に危険になる
ものの見方を鍛えるという点では、こういう授業はとても効果があると思う。相手の出方を予想し、反論し、自分の論を展開する。
まあ、そういうテクニックを離れて、なぜ日本は核武装しないのか。それは、やはり国民感情と教育だろう。日本のアイデンテティーは、唯一の被爆国で、戦争に反対しているところにある。
国民もそれになれている。突然中国の脅威に対抗して、核保有するといっても支持は得られないだろう。もし核武装したら、戦後の日本が築いてきた国のイメージが180度変わってしまう。
ところが、核武装派の米国学生は、丁寧に歴代日本首相の核に関する発言を拾って来て、発表に使った。私も聞いて初めて知ったのだが、池田勇人から、最近の麻生太郎まで、歴代首相はすべて日本の核保有の可能性を示唆するような発言をしているのだそうだ。
日本では、日本が核兵器保有国になるなんて論議をまともに聞いたことはないが、外国では政治家の発言だけを取り上げて、その可能性を論議する人がいる。面白いというか、怖いというか。
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